アマルガムの意味＆効果

アマルガムは、「水銀(Hg)」を含む合金です。
「水銀」＋「金」のアマルガムは、錬金術の研究に使用されてきました。
「水銀」＋「銀」や、「水銀」＋「銅」のアマルガムも存在します。
水銀が溶け込まない金属は、下記の通りです。
・「鉄(Fe)」
・「マンガン(Mn)」
・「コバルト(Co)」
・「ニッケル(Ni)」
上記以外の金属は、殆どアマルガムになります。

アマルガムは、水銀のエネルギーが宿されています。
古より水銀は、特別な金属として扱われてきました。
魔除けのお守りなどに使用されるでしょう。
実際に水銀は、強い消毒作用があります。

アマルガムに含まれる水銀は、「賢者の石(けんじゃのいし)」(Philosopher's Stone/シナバー)の正体と言われています。
賢者の石とは、不老不死を実現するとされる、魔法のアイテムです。
厳密には、「辰砂(しんしゃ)」(Cinnabar/シナバー)から採れる「自然水銀」をさします。
一部の地方で、辰砂(シナバー)は石薬として使用されるでしょう。

※「辰砂」や「自然水銀」を飲んでも、不老不死にはなりません。
水銀は有毒なので、十分に注意しましょう。
辰砂(シナバー)を使用した漢方薬は、専門家の処方が必須です。

金を含むアマルガムは、財運を高める意味と効果があります。
アマルガムは、金を採取する目的で使用されてきました。
高価な金を作り出すアマルガムは、「富」と「成功」のシンボルです。
アマルガムを熱すると、水銀は蒸発します。
最終的に、吸収された金が残されるでしょう。
この性質を利用して、多くの金が生み出されました。

【金の精錬まとめ】
1・金を含む鉱石を砕く
2・水銀を入れる
3・金が水銀に取り込まれる
4・アマルガムになる
5・水銀を加熱させる
6・水銀が蒸発する
7・蒸発後に金が残される
※この方法は危険なので、素人が真似してはいけません。

アマルガムは、基本的に販売されていません。
自作する事は可能です。
パワーを重視する場合、「自然金」と「自然水銀」で作ります。
一般的な「金製品」＋「水銀」からも、製作可能です。
金に水銀を付け、暫く経つとアマルガムができます。
水銀は有毒なので、細心の注意を払って作業しましょう。
水銀は床にこぼすと、転がって見失います。

アマルガムは、水銀のお守りとして重宝します。
水銀は液体金属のため、携帯が難しいです。
金属に溶かした水銀であれば、固形となります。
あとは密閉容器に入れて、持ち歩けるでしょう。
落としても、液体状の水銀と違い拾えます。
「水銀のパワーは欲しいが扱いにくい」、と思っている方にオススメです。
水銀を神聖視する資料は、数多く存在します。
アマルガムは、水銀を試すのに適した合金です。